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2010/09/14

もて耐 レポ③

 昨年のもて耐、僕は出てませんが昨年、チームは同じNZ250で出場、予選は転倒してタイムなし、決勝は46位でベストタイムが2'28.927でした。

このリザルトを見るだけで何が足りないのかこれから何をしていかなければいけないのか、仮説を立てれる人、わかる人はレース玄人です。(※ツインリンクもてぎのリザルトページ参照)

僕はリザルトを見て想像?妄想?するのが大好き人間なんですが(笑)、耐久のリザルトってある意味野球のスコアブックのようなものかもしれませんね。

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そのことをチームオーナーはちゃんとわかっていて、例えが悪いかもしれないですが、ちょっとだけ大きい水槽でプラプラしていた僕を金魚鉢の水槽に投げ入れたのだと思います。

そんなわけで特命係長の任務を請け負いました。
5月から三ヶ月と少し、もてぎメインで30分×30本ほどテスト走行に費やしました。
テスト項目はたくさんありますが一度にたくさんいじるのは我慢してもらいました。
セオリー通り1つづつ丁寧にテストしていきました。我々経験が豊富なチームではないので、地道に丁寧に何がよくて何が問題なのか実際にテストしてプロセスをこなしていくということです。

プロのメカニックがいないので作業は繁雑にならないように気をつけるもののみんな普段はちがう仕事をしてサーキットにくるわけですからミスも起こります。キャリーパーのボルトなども締まってない時もあり、自分たちだけでなく他人を危険な目にあわせていけないという意識で、走る前に最終チェックは必ずライダーがしたり役割分担をしっかりするということも心がけました。それでも何かあるというのがレースなのですがリスク管理が一種の勝敗を握っているともいえます。それは部品発注や作業工程・納期に関してもそうで、誰が何を何のためにいつまでにという基本的なリスク管理をやるということです。すべてに関していえることです。わざわざ悪いリザルトを求める人はいませんが基本が出来ないと知らない間に「いかに俺たち悪いリザルト目指しているか」大会になってしまいます。

あとは現場で求められるのはスピードです。
セットアップで言えば基準を決めたあと、走り出せば、いいか悪いか判断するのは早ければピットを出て1つめのコーナー。遅くとも1周から3周の間です。自分のための練習走行とバイクのためのテスト走行は根本的に違います。
乗ってると勘がさえてきて、構造のことがわからなくてもそのセットアップがいいのか悪いのかそのパーツは使えるのか素早く判断出来るようになります。

しかし、すんなり行かないものでテストに行ったはいいけどエンジンが壊れたり、足回りの変更など紆余曲折があり、8割方仕上がったのがウィーク前でした。
もっとやりたいことはたくさんあるのですが、とりあえず2'23秒台まで走れるようになったので他のライダーにもドンドン乗ってもらいました。

本当に大変でしたが短期に集中的に乗る機会を与えてもらって本当に勉強になりました。
バイクの大小でやることに変わりありませんし、むしろ、オープンクラス特有のいろいろなパーツを試して違いを確認出来るプロセスを楽しめます。またFCRなどキャブ車のセットアップなど勉強になります。

ゼロベースからディスカッションしながら車両を創り上げていくのは本当に楽しい作業です。
たくさん乗っても乗り足りず、もっと乗りたい、車両を理解したいという思いがあふれてきて困りました(笑)。

しかし、バイクをテストするのに時間も費やしますが、コストもかかります。

サーキットに払う走行代金だけでも30分×30本で9万4500円です。

これに前提としてエントリーフィー・ガソリン代・交通費・食費・タイヤ・オイル代など消耗品・交換パーツ代などがかかります。耐久レースで資金をどこまでかけていくかというのはチーム力と、何のためにどこを目指すかによってコストのかかり方が違います。

ビックレースの中で鈴鹿の「8耐」は人・モノ・カネ・技術がすべてが伴わないと結果が出ない高い山です。
しかし、もてぎの「7耐」はアマチュアが仲間内でコストを抑えて努力と頭脳で上位を狙える世界です。

もちろん自分たちもチームに資金があるわけでもないので移動は乗り合いで移動したり、パーツは年代ものの中古品であったり、作業は出来る限り自分たちでやるというスタイルでみんなで協力しあいコストを押さえていきました。

本番で使えませんがテストはウォーマーをかけてタイヤをしっかり温めて1周目から無駄にしません。バイクを走らせるのに一周回るのにいくらかかるかまで考えてくれるライダーがいないので助かりますとオーナーに言われます。

次回はいよいよ本番です。
20100
(もてぎの中継より)
ホームストレートにはバイクがずらり。
ルマン式のスタート風景。
これは誰だっ!?

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