人間が理解しあうということと脳の構造 例えばメカとライダーの場合
どうして人間って理解し合えないようなことが多々あるんでしょうか。
誰しも、相手のやっていることや言っていることが理解出来ないと思った経験があると思います。
またこちらが最善と思ってやったことや言ったことでも裏目に出たり、どうしても物事がかみ合わない人やそりがあわない人っていると思います…
それは物事の捕らえ方や考え方が人それぞれ異なるから、考え方や行動も異なると単にかたづけられがちです。どうして物事のとらえかたが人それぞれ異なってくるのかというところまではあまり考えませんよね。
最近KISSYはバイクコミュニケーションに応用出来そうな、脳に関するおもしろい大脳生理学理論を知りました。
大企業の人事課などでけっこう使われているそうです。
僕もたまたまある企業の人事の人が持っていた冊子を見せてもらってこんなものもあるんだと関心したしだいです。
それは、ハーマンモデルと言って脳優勢度調査とも呼ばれています。みなさん何となく右脳は「イメージ脳」で左脳が「言語脳」ということは何となくわかると思います。そして、人それぞれ効き脳というのがあるのもわかると思います。これをもっと詳しく区分したもので脳を左脳・右脳に分け、さらに左右それぞれを大脳新皮質、辺縁皮質に分け、脳の機能を4象限にわけるものです。
(図参照)
HPで自分のタイプを簡易測定できるので試してみてください。僕はちなみにD部類の大脳新皮質、右脳型です。。。
もっとも簡単な測定はこっちの方が簡単です。
これをバイクでレースをするということに当てはめてみましょう。いわゆるライダータイプの人はどちらかというと右大脳半球が活発なようです。
メカニックタイプの人は左大脳半球が活発な領域のようです。
つまりライダーが全体的や直感的に物事を判断するのに対して、メカニックは論理的で分析的に物事を判断します。
例えばレースでは、ライダーとメカニックとで1つの目標、バイクをより速く仕上げていくという共通の目的があります。
そこでサスのセッティングを決めたり、燃調を決めたりそのバイクをどう仕上げていくかということをコミュニケーションしなければいけません。
ライダーが全体的なイメージで話をするのに対してメカニックは論理的に物事を組み立てていきます。
ライダー「このセットはダメだね。1コーナーでサスがガガガってなってなんか変んだよ。全体的にフワフワして乗りにくいんだよねー」
メカニック「言ってることが抽象的すぎてわかんないよ。コーナーのどの辺でどういうふうな挙動になるの?開け始め?後半?ストローク量は?フワフワじゃわかんないよ。前半が柔いの?前後どっちなの?」
ライダー「だからこのセットは変えなきゃだめだよ。何かガガガって感じなんだよ立ち上がりはキュワーンってな感じで立ち上がるんだけどね」
これはあくまでオーバーな一例ですが会話がかみ合わないですよね。
ライダーは全体なイメージで話をしようとし、メカニックはより細かい論理的で分析的な回答を求めます。
お互い事実は一つだとしても捉え方が違うということですね。
これだとお互い考え方が違うだけとか、極端になってしまうと相手はほんとに理解出来ないだめなやつに成り下がってしまいがちです。
よくライダーとメカニックがケンカをするという話は聞きますが(元GPライダーの片山敬済氏は1年で4人もメカを変えたそうです)、いろんな理由で人は別離してしまうのでしょうが考えかたの違いで関係が悪化したとすればこれはハーマンモデルを適応すると、つまり利き脳が違うから捉え方も違うということで理解出来たかもしれません。
ではお互いの利き脳の違いからくる思考スタイルの違いが対立だけを生み起こしてしまうのでしょうか?利き脳が違うだけでコミュニケーションが取れないのは悲しすぎます。
しかし、お互いがコミニュケーションとってお互いの足りないところを補完しあって最強のタッグになるという場合だって多いのです。事例をあげるまでもないですがレースしかり経営しかりです。
よく昔から「相手の立場で物事を考えなさい」と言いますがまさにこれだと思います。
お互いの思考スタイルを理解すればコミニュケーションが円滑になりお互いの妥協点や建設的な話が出来るようになると思います。
いわゆる視野が広くなるということは相手のことが理解出来るようになるということでもあると思います。
ちなみにまれに全方位的に脳が利き脳が発達している人もいるようです。
たぶん名監督とかだれからも好かれる人というのはこのタイプかもしれませんね。
そこまでいかなくてもせめても相手の考えているを理解する努力をして行きたいなと思いました。
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コメント
この脳タイプ調べるのってお金いるんすか?
なんかお金振り込めって書いてある・・・(=;ェ;=)
基本、僕の友達は右脳タイプばっかりなんですが、同僚で大親友君はもろ左脳タイプ、ちなみに僕はあきらかに右脳タイプです。
やっぱりお互いが良い事も悪い事も感じた事を包み隠さず話し、人格を理解し尊重しあっているから成り立っているんだと思います。
ま、基本的に僕にとって左脳タイプの人は理屈っぽくてめんどくさい冗談の通じへん・・・ってイメージが拭えないんすけどね(-ω-)
それも人によるみたいです。 僕も勉強して、大人の階段上ります。(´・ω・):;*。':;ブッ
なんか左脳の人にどつかれそうで恐いな・・・( ̄ー ̄; ヒヤリ
投稿: 大阪☆街道 | 2007/10/23 00:23
>>大阪☆街道さん
>この脳タイプ調べるのってお金いるんすか?
なんかお金振り込めって書いてある・・・(=;ェ;=)
マルチの紹介でないのでご安心を(笑)。
本格的なやつは1万くらいかかるけど簡易測定はただやよ。
もっとも簡単なやつUPしといたからやってみ。
個人やと金だしてまでやる必要はないけど企業が研修でよく使ってるみたい。名のある企業はあの手この手で社員を育てようとしているからすごいよ。
投稿: キッシーのレス | 2007/10/23 00:41