5/11・12 もて耐号インプレ
ひさびさの、まあ正確に言うと1年ぶりのリッターバイクである。
うまく乗れるかな、600の乗り方をすると危ないから乗り方変えなくちゃとか、いろんな思いを馳せながらサーキットに向かう、早朝の高速道路を疾走しているはずだった。・・・はず。ムニャムニャ〜
朝起きると時計は無情にも7時をさしていた。
これはもてぎで待ち合わせするはずの時間である。
現地で監督の小澤さんとライダーの日向野さんと合流するはずだった。
あちゃ〜〜〜〜〜、やっちゃった〜〜〜〜〜!!!
目覚まし3つもかけたのに・・・
し・か・も!車両は夜中に引き取りに行ったのでしっかり自分のトランポの中に鎮座している。
こりゃ、やばいべやと僕はもてぎへ急いだ。
7時に起きて7時10分には高速に乗っていた。
こんなに寝坊したことはめったにないぞ〜〜。
こっぴどく怒られるかも。。。
間に合うのか?
間に合った(アッサリ)。
いや、走行時間が一番あとの組だったので、時間が余裕があったので助かった。
よかった〜〜〜。
そんな幕開けで、もて耐号に乗ることになった。
いわゆるこの車両は、昨年のもて耐の優勝車両でバイク雑誌の「バイカーズステーション」や「Mr.Bike」で大きく取り上げられているものだ。
だからといってムッチャ緊張するわけでもなく・・・、いや、やめよう、乗った感想を率直に書き止めよう。
初めに乗った時は目がついて来なかった。
これは単にマシン云々よりは、久々に乗ったリッターバイクのスピードに体が馴れてなかったからだと思う。
加速感?加速感はそんなに感じないんだがブレーキングの時にスピードを感じた。
減速でGを感じて、え?こんなにスピードが出てたんだと気づかされる。
そう、思ったよりスピードが落ちないのだ。自分が乗っている600ccと同じポイントでブレーキをかけても止まらない。
もてぎのダウンヒルでいうと200m看板で早めにブレーキングしてみるかと思いブレーキをかけてみるとこれが止まらないんだな(笑)。600ccだともっと突っ込むのであくまでも軽く200m看板でブレーキのつもりがである。よく考えるとトップスピードが出るこの区間では確実に600よりスピードがのってる筈なので、止まらないのは当たり前である。あやうくグラベルに突っ込みそうになった。
それにしても、ブレーキをかけると、いとも簡単にリアタイヤが持ち上がったのでビックリした。
僕の600ではハードブレーキングをしてもリアタイヤまでは簡単には浮かない。
これはオザワ号に付いているブレンボのブレーキのおかげもあるだろう。
しかし、リアが浮くような強力な制動力を発揮しているのに思ったより止まらないなというのが正直な印象である。でも、この後セッティングによって、リアタイヤをもっと接地させて行く方向に振っていくと、その傾向が和らいでいったから、セッティングによる印象もあるのかもしれない。
あとはマグホイールのせいかバネ下重量も軽いような気がする。
バイクを押した感じも600並みに軽い。
エンジンはノーマルである。というかノーマルで十分パワフルなので、特にモアパワーをとは思わない。
ピークでもっとパワーピークの伸びがあってもいいような気がするが、それはスプリントレースをやる場合のことである。あくまでも耐久を戦うマシンなので、これは小澤さんが、わざと求めていないんだと思う。
タイム的にはもてぎで2分1秒〜3秒が出れば全然問題がないというか上出来みたいだ。
ミッションはクロスミッションが入っている。
1、2速がクロスしているため、僕は最初のうち2速で回るところをまったく気がつかずに1速で回っていた。僕は自分でも信じられないのだが、ギア操作をする時はだいたい何速か考えないで、だいたい音で判断しているようだ。だいたいこの音でこの回転数だとどこまでシフトさせるというあんばいである。
小澤さんと日向野さんに指摘されはじめて気がついたくらいである。
まあ、勘違いするくらいクロスなミッションが入っているということだろうか(笑)。
あと600みたいにエンジンをビンビン回していたら、燃費が悪くなったのでシフトポイントも大事なようだ。
ミッションのタッチは少し硬い印象がした。
最初、オートシフターがついてて楽に操作出来たんだが、初日の2回目の走行で使えなくなってしまった。
恐らく電装系トラブルなのだが、原因不明である。
結局、クラッチを切って普通にシフトアップする人間シフター仕様になってしまった。
人間て不思議なもので、シフターでさぼることを憶えると、とたんにシフトアップがおっくうな作業になるから不思議だ。つまり、細かく分けるとアクセル戻して、クラッチ切るという動作だ。もちろんクラッチを切る作業をしない時も多いが。この動作のあとにシフトペダルを押し下げてシフトアップする。さらに戻したアクセルももう一度捻り直すから計3動作多いわけだ。
2日目の初回の走行で3速のギアが勝手に抜けて2速に入ってしまうギア抜け現象が何回か起こってしまい、結局ミッションにはいい印象を抱けなかった。
まあ、このマシンはもて耐だけでなく僕を含め多種多様な人が乗っているから、ミッションも多少なりとも痛みが激しいのかもしれない。ミッションはもて耐までに交換するということなので、これは緩和されると思う。
乗り味に関しては、初日はフロント周りに細かな振動が出て正直乗りやすいとかスムーズとは言い難かった。
特に進入では気になるポイントである。
これはサスやタイヤとのマッチング等もあるのでまだまだこれからというところかもしれない。
僕は初日、この振動に悩まされて7秒台までしかタイムが出なかった。日向野さんはさすがで4秒台を連発していた。
日向野さんは無茶苦茶は気にならないというし、他の同じようなセッティングのライダーに聞いても特に気にならないというから、ライダーによって印象が違うのかもしれない。
でも、ぼくはその振動が正直恐くて攻めきれないなという印象を感じた。
僕だけでいろいろどうにもなる状況ではないし、ここでは書けない問題もあるので人間がマシンに馴れるしかないという結論(僕の中での)で次の日も居残り練習をすることにした。
もちろん小澤さんに「きっしー明日どうすんの?」と言われたこともあるが・・・。もちろん後につづく「明日も練習するんやろな〜〜ボケー」という無言のプレッシャーに耐えかねて(笑)。
というのはうそであるが、快く次の日もマシンを出して練習させてくれる小澤さんに感謝である。
そのせいか、次の日はややリアを上げてリセッティングしてあげると少し乗りやすくなり、振動はあるものの、3秒1までタイムは上がった。
はじめはこんなものかもしれないし、次ぎ乗った時はまた印象は変わるかもしれない。
リッターバイクの速度感はやはりすごいし、ピュアレーシングマシンのようないい印象もある。
ただこのはじめの印象を大切にしつつ、次につなげていければなと思う。
次ぎ乗った時はどう感じるのだろうか?
どうインプレッションが変化するだろうか?
今からじつは楽しみである。
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コメント
ぜひ
ウルトラマンスライディングを・・・
やったらいかんで!
投稿: チャーリー | 2005/05/25 23:11
あいかわらずですね(笑)
投稿: トシ | 2005/05/27 00:51
>>チャーリー
>ウルトラマンスライディングを・・・
よく考えると雨にからんでスライディングしてるなぁ・・・
ウルトラマンをした時はもよく降ってたよなぁ。
やはり天気の悪い時は注意しましょう・・・
今週のエビス耐久楽しんで来てね!
>>トシ
>あいかわらずですね(笑)
うるさい。そのまま、言葉返すよ(笑)。
お互い様っつーことで・・・
バイクは直ったか?
投稿: キッシーのレス | 2005/05/30 00:25
監督です。
先般は、結構な貢物、ありがとうございました。
ところで、この間来られた時に渡そうと思って、フロントフォークのダストシールに塗る例のやつを、容器まで用意していたのにすっかり忘れてしまいました。次の機会にでも、渡しますね。だから、覚えててね。
それから、そろそろハブダンパーの交換時期です。是非とも、注文してください。
以上で~す。
投稿: kantoku | 2005/06/01 02:56
>>監督様
>先般は、結構な貢物、ありがとうございました。
気にいって頂けて嬉しいです。
しばらくは使えると思いますよー(笑)。
>次の機会にでも、渡しますね。だから、覚えててね。
了解です。
しかし、左のフォークの下からの漏れどうしようもないようです。たぶん初期不良ではないかと・・・
しかし、リコールやクレームきかないんですよね・・・
どうしようかなーという感じです。
>それから、そろそろハブダンパーの交換時期です。是非とも、注文してください。
そうですね。
こないだ見たらスカスカでしたもんね。
スプリントだけでそんなにならなかったから、やはり耐久効果なのかなー。
投稿: キッシーのレス | 2005/06/03 00:24
バイク直しましたよ、金カナリ掛かりましたけど
投稿: トシ | 2005/06/04 23:58
>>トシ
よかったねー。
溶接で直したのかな。
まあ、梨塾、現地で会いましょう。
実は、塾長に呼ばれて、えーんやこりゃとヘルパーでいきますんで・・・。いや、走らないよ走らない・・・たぶん。
投稿: キッシーのレス | 2005/06/05 02:00